斉藤さん、HHKBの英語配列って矢印キーがないって聞いて不安なんですけど……。
そうなんだ。英語配列のHHKBは確かに専用の矢印キーがないんだよ。でも、ちょっとした設定で快適に使えるようになるから心配いらないよ。
HHKBの英語配列を購入したものの、「矢印キーの操作が面倒…」と感じている方は多いのではないでしょうか?
デフォルトではFnキーとの組み合わせで矢印操作をする必要があり、最初は戸惑うことも。
でも、大丈夫です。簡単なキーマップの変更で、この問題は解決できます。
今回は、英語配列HHKBをより使いやすくするカスタマイズ方法をご紹介します。
デフォルトの矢印キー操作方法
英語配列のHHKBって、デフォルトではどうやって矢印キー操作するんですか?
デフォルトでは、Fnキーとの組み合わせで矢印操作ができるんだ。具体的に説明するね。
デフォルトの矢印キー配置
英語配列HHKBのデフォルトの矢印キー操作は以下の組み合わせで行います
なにもしていない英語配列
デフォルトの英語配列矢印キー
カーソルキー | |
↑ | Fn + [ |
↓ | Fn + / |
← | Fn + ; |
→ | Fn + ‘ |
えぇ…Fnキーを使わないといけないんですね…。
そうなんだ。これが多くのユーザーが「使いにくい」と感じる原因なんだよ。慣れるとすごく使いやすいんだけどね。
デフォルト設定の問題点
- ホームポジションが崩れる
- Fnキーとの組み合わせが覚えにくい
- 頻繁な矢印操作時の効率が悪い
- 直感的ではない配置
キーマップ変更のメリット
キーマップを変更すると、どんなメリットがあるんですか?
最大のメリットは、ホームポジションを崩さずに矢印操作ができるようになることだね。 これによって作業効率が大きく変わるんだ。
キーマップ変更で得られるメリット
- ホームポジションを保ったまま操作が可能。
デフォルトでもFnキーとの組み合わせで片手操作は可能ですが、キーマップを変更することで、ホームポジションを崩さずにカーソル操作ができるようになります。
これにより、タイピングの効率が格段に向上します。 - 直感的な配置
例えば、[J]キーを左矢印に割り当てることで、キーの物理的な配置と矢印の動きが一致し、より直感的な操作が可能になります。 - 作業効率の向上
タイピングのリズムを崩さずに矢印操作ができるため、以下のような作業での効率が大幅に向上します。
- コードの編集
- 文章の校正
- スプレッドシートの操作
- ブラウザでの操作
なるほど!ホームポジションを維持できるのが大きいんですね!
そう、特にタッチタイピングをする人にとっては大きな違いになるんだ。 では、具体的な設定方法を説明していくね。
具体的な設定方法
実際の設定方法を教えてください!
HHKBのキーマップ変更には「HHKB キーマップ設定ツール」というソフトを使うんだ。 まずはそのインストール方法から説明するね。
HHKB キーマップ設定ツールのインストール
- PFU公式サイトからダウンロード まずは、PFU公式サイトから「HHKB キーマップ設定ツール」をダウンロードします。Windows版とMac版があるので、お使いのOSに合わせて選択してください。
- インストール ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールを進めます。
キーマップ変更の手順
- HHKB キーマップ設定ツールの起動 インストールしたソフトを起動します。
- HHKBの接続 USBケーブルでHHKBをPCに接続します。
- キー配置の変更
- 変更したいキーをクリック
- 割り当てたい機能を選択
- 設定を保存
具体的にはどんな設定がおすすめですか?
次は、実際におすすめのキー配置パターンを紹介していくね。
おすすめのキー配置パターン
どんな配置にするのがベストなんですか?
これが僕のおすすめの配置だよ。 画像を見てもらうと一目瞭然だね。
なにもしていない英語配列
英語配列変更後の矢印キー
変更後の矢印キー、ホームポジションイメージ
このキー配置のポイントを説明するね
カーソルキー | |
↑ | Fn + I |
↓ | Fn + K |
← | Fn + J |
→ | Fn + L |
HOME | Fn + U |
END | Fn + O |
Fn | ◇ |
FnキーをWindowsボタンに割り当てるのですが、これが結構重要です。
ホームポジションで左親指をちょっと曲げるだけでFnキーを押すことが出来ます。
これで最高の矢印キー操作が可能となります。
なるほど!ホームポジションからスタートできるんですね!
そう、だから覚えやすいんだ。だから直感的に使えるよ。
設定後の使用感
実際に使ってみてどうですか?慣れるまで大変じゃないですか?
すごく使いやすいよ。この配置なら全部ホームポジションから自然に押せるんだ。
ホームポジションからの自然な操作感
基本的なタッチタイピングのホームポジションから、指を大きく動かすことなく矢印操作ができます。
この配置のため、通常のタイピング時のリズムを崩すことなく、自然な流れで矢印操作が可能です。
作業別の使用感
テキスト編集時
文章を書きながら、ホームポジションを保ったまま微調整ができます。
例えば、「あ、ここ修正したい」と思った時も、指の位置を大きく移動することなく、すぐにカーソル操作に移れます。
プログラミング時
コードを書きながらの行移動や、インデントの調整がスムーズです。
通常のタイピングから矢印操作まで、指の大きな移動なしで完結するため、コーディングの流れが途切れません。
表計算ソフト
数値入力とカーソル移動を、ホームポジションを基準にして行えるため、作業効率が格段に向上します。
ホームポジションを崩さないって、そんなに重要なんですか?
とても重要だよ。指の位置を見なくても操作できるってことは、画面に集中できるってこと。 それに、指の移動距離が少ないから疲れにくいんだ。
まとめ|HHKBの矢印キー問題はこれで解決!英語配列も怖くない!
英語配列HHKBの矢印キー問題、意外と簡単に解決できるんですね!
そうなんだ。キーマップの変更で、むしろJIS配列の矢印キーよりも使いやすくなるよ。 最後にポイントをまとめておくね。
HHKBキーマップ変更のポイント
ホームポジションを基準にした配置
- ホームポジションから指を大きく動かさない
- 自然な指の動きで矢印操作が可能
- タイピングのリズムを崩さない配置
設定は簡単
- HHKB キーマップ設定ツールで数分で完了
- 直感的なキー配置で覚えやすい
- 設定後すぐに効果を実感
作業効率の向上
- 文章作成がスムーズに
- プログラミングが快適に
- 表計算ソフトの操作も楽に
これなら英語配列のHHKBも怖くないですね!
そうだね。慣れてくると、この配置の方が使いやすいって感じるはずだよ。 ぜひ試してみてね!
英語配列HHKBの矢印キー問題は、適切なカスタマイズで解決できます。
むしろ、ホームポジションを基準とした操作感は、従来の矢印キーよりも効率的かもしれません。
この記事を参考に、あなたもHHKBでより快適なキーボードライフを始めてみませんか?