静電容量無接点方式とは?その魅力を徹底解析

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静電容量無接点方式とは?その魅力を徹底解析

静電容量無接点方式ってなに?
静電容量無接点方式のよさはなに?

どうしてプレミアムなキーボードに採用されているの?

HHKBやRealforceなど、高級キーボードの代名詞として知られるこの技術。

40年以上の歴史を持つ日本発の技術革新が、なぜ今でもキーボード愛好家から絶大な支持を得ているのでしょうか。

この記事では、静電容量無接点方式の魅力と特徴を詳しく解説していきます。

静電容量無接点方式をまとめました

この記事を書いた人
  • HHKBをこよなく愛する人
  • HHKB5台所有
  • 英語配列無刻印使用
  • HHKBキーストラップ所有(レア?)


打鍵斎藤です

\静電容量無接点方式の代名詞/

\リアルフォースの70%キーボード/

\海外産の静電容量無接点方式/

タップできる目次

静電容量無接点方式とは?

静電容量無接点方式とは?
打鍵斎藤

まずは静電容量無接点方式を丸裸にしていこう

静電容量無接点方式をまとめました

静電容量無接点方式とは

静電容量無接点方式とは、キーを押した時の静電容量の変化で入力を検知する仕組みです。

この技術の特徴は、物理的な接点がないことです。

一般的なキーボードのように金属接点が触れ合うことがないため、機械的な摩耗が少なく、5000万回以上という高い耐久性を実現しています。

打鍵斎藤

一般的なキーボードの10倍以上の耐久性があるため、10年以上使い続けている方も多いんですよ。

現在、この技術は主にHHKBやREALFORCEなどの高級キーボードで採用されており、その心地よい打鍵感と長期耐久性から、多くのユーザーに支持されています。

静電容量無接点方式の歴史

静電容量無接点方式は、1983年に富士通が開発した革新的なキースイッチ技術です。

打鍵斎藤

40年以上の歴史がある信頼の技術なんです。

最初は富士通のワープロ専用機「OASYS」に搭載され、その後1989年にはPFU(富士通の子会社)がHHKBシリーズで採用しました。

さらに東プレも1990年代にRealforceシリーズで採用を始めています。

現在では、高級キーボードの代名詞として知られ、特にHHKBとRealforceの2大ブランドで受け継がれています。

日本が世界に誇るキーボード技術の一つとして、多くのユーザーから支持され続けています。

打鍵斎藤

日本発の技術だからこそ、品質の高さは折り紙付きですよ。

一般的なメカニカルスイッチとの違い

静電容量無接点方式と一般的なメカニカルスイッチの違いを分かりやすく説明していきます。

メカニカルスイッチは、キーを押すと金属接点が物理的に接触して信号を伝えます。

一方、静電容量無接点方式は、接点が物理的に触れ合うことなく、静電容量の変化で信号を検知します

静電容量無接点方式
打鍵斎藤

触れ合う部分がないから、機械的な摩耗が少なくて長持ちするんです。この仕組みが耐久性の秘密ですよ。

主な違いは以下の3つです

メカニカルスイッチ静電容量無接点方式
打鍵感カチカチというクリア感トゥルンとしたしっとり感
耐久性500万回程度5000万回以上の打鍵に対応
価格帯お手頃高価格帯が中心

また、メカニカルスイッチは様々なメーカーから多様な特性のものが販売されていますが、静電容量無接点方式は限られたメーカーのみが製造している特別な技術です。

静電容量無接点方式のメリット

静電容量無接点方式の最大のメリットは、圧倒的な耐久性と心地よい打鍵感です。

打鍵斎藤

一度体験すると、この感触の虜になってしまいますよ。まるでキーボードが呼吸しているかのような滑らかさです。

主なメリットは以下の3つです。

  • 耐久性
    5000万回以上の打鍵に対応し、10年以上使い続けることも可能
  • 打鍵感
    しっとりとした感触で、長時間のタイピングでも疲れにくい
  • 静音性
    メカニカルスイッチと比べて、打鍵音が控えめ

また、物理的な接点がないため、チャタリング(誤入力)が発生しにくいのも特徴です。

オフィスでの使用や、深夜の作業でも気兼ねなく使える静かさも魅力の一つです。

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静電容量無接点方式のデメリット

静電容量無接点方式には、注目すべきデメリットがいくつかあります。

主なデメリットは以下の3つです。

  • 価格
    一般的なメカニカルキーボードの2〜3倍ほどの価格帯
  • キースイッチの交換不可
    カスタマイズの自由度が低い
  • 製品の選択肢が少ない
    主にHHKBRealforce等に限られる

特に、メカニカルキーボードのように好みのスイッチに交換できない点は、カスタマイズを楽しみたいユーザーにとって大きな制限となります。

また、メーカーが限られているため、デザインや機能の選択肢も比較的少なくなっています。

打鍵斎藤

高価なのがネックですが、10年以上使えることを考えると、実は長い目で見れば納得できる価格かもしれません。

あなたの身近の静電容量無接点方式

身近なところとは、コンビニのATMです。

ATMのキーに採用されている静電容量無接点方式は、その信頼性の高さを示す良い例です。

ATMのテンキーは毎日数多くの人が使用し、重要な金融取引に関わる機器です。

そのため、高い耐久性と確実な入力が求められます。

このように、静電容量無接点方式は、キーボードだけでなく、社会インフラの重要な部分でも活躍している信頼性の高い日本発の技術なのです。

打鍵斎藤

実は皆さんの身近なところでも、この技術は活躍しているんですね。

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キースイッチの種類

キースイッチの種類

世にあるキーボードに使われてるスイッチをまとめてみました。

静電容量無接点方式以外のキーボードスイッチは以下の5種類です。

メンブレンスイッチ

特徴

  • 薄型の膜状の構造を採用
  • ゴムドームによる接点方式
  • 一般的なキーボードで最も多く使用されている
  • 安価に製造可能

メリット

  • 価格が安い(1000円台から)
  • 静かな打鍵音
  • 軽量で持ち運びやすい
  • 防塵性に優れている
  • 一般的な使用には十分な性能

デメリット

  • 打鍵感が乏しい
  • 耐久性が低い(300〜500万回程度)
  • キーの押下圧にばらつきが出やすい
  • 長時間のタイピングで疲れやすい
  • 経年劣化で感触が悪くなりやすい
打鍵斎藤

職場や学校で見かけるキーボードの多くがこのタイプですよ。

メカニカルスイッチ

特徴

  • 物理的な機械式スイッチを採用
  • 様々なメーカーから多様なタイプが販売
  • カスタマイズ性が高い
  • クリック感のある明確な打鍵感

種類

スクロールできます
軸名特徴こんな方におすすめ
青軸(クリック)クリック感とカチカチ音が特徴で、キーの押下がしっかり感じられる。タイピング音を楽しみたい方や執筆業に従事する方。
茶軸(タクタイル)クリック音は控えめだが、押下時の反発感(タクタイル感)がある。バランスの取れた感触を好む人、初めてのメカニカルキーボードに挑戦する人。
赤軸(リニア)滑らかで軽い押下感、音が小さいため静音性が高い。ゲーマーや軽いタッチで快適に打ちたい方。
黒軸(リニア)赤軸よりも重めの押下力が必要で、ミスが少ない。正確な入力を求める方や、長時間の作業でも疲れにくい設計を重視する方。
静音赤軸(リニア・静音)赤軸をベースにした静音仕様で、音がほとんど出ない。オフィスや静音環境を求めるユーザーに最適。
銀軸(スピード)赤軸よりも短い作動点で、高速入力に適している。FPSなど反応速度を求めるゲーマー。
緑軸(クリック)青軸よりもさらに重く、音とクリック感が非常に強い。非常にクリック感を重視する人や、青軸では物足りないと感じる方。
クリア軸(タクタイル)茶軸に近いが、押下感が強調されているタクタイル型。タイピングの重さや反発感を重視するユーザー。
ピンク軸(静音タクタイル)静音性が高く、打鍵感はタクタイル型に近い。静かな場所での使用を求める方や、静音性とタクタイル感の両立を重視する方。

メリット

  • 明確な打鍵感とクリック音
  • 500万回程度の打鍵耐久性
  • スイッチの交換が可能
  • 好みに合わせた選択ができる
  • 打鍵の反応が良好

デメリット

  • メンブレンと比べて高価(1万円台〜)
  • 打鍵音が比較的大きい
  • 重量がある
  • メンテナンスが必要
  • 防塵性に劣る
打鍵斎藤

自分好みのスイッチを選べるのが魅力です。打鍵感や音で選ぶ楽しみがありますよ。

パンタグラフスイッチ

特徴

  • はさみ状の構造で薄型設計
  • ノートパソコンでよく採用
  • キーの横ブレが少ない
  • スリムなデザイン

メリット

  • 非常に薄型で場所を取らない
  • 静音性が高い
  • キーの安定性が良い
  • 見た目がスタイリッシュ
  • 軽量で持ち運びやすい

デメリット

  • 打鍵感が浅い
  • 耐久性が比較的低い
  • キーの交換が難しい
  • 長時間タイピングで疲れやすい
  • 修理が困難
打鍵斎藤

Appleのmagic keyboardなど、ノートパソコンやスタイリッシュなキーボードによく使われている方式です。

オプティカルスイッチ(光学スイッチ)

特徴

  • 光センサーで入力を検知
  • 物理的な接点がない
  • レーザー光を使用
  • 最新の技術を採用

メリット

  • 入力遅延が極めて少ない
  • 耐久性が高い(約1億回の打鍵)
  • チャタリングが発生しにくい
  • メンテナンスが比較的容易
  • 反応速度が速い

デメリット

  • 価格が高め(2万円台〜)
  • 選択できる製品が限られる
  • 独特の打鍵感に慣れが必要
  • 修理の際は専門店が必要
  • 消費電力が比較的大きい
打鍵斎藤

ゲーミングキーボードによく採用されている新しい方式です。特に反応速度を重視する方におすすめですよ。

静音メンブレン(シザー式)

特徴

  • パンタグラフとメンブレンの組み合わせ
  • 一般的なオフィス用として普及
  • 静音性を重視した設計
  • 薄型キーボードの標準的な方式

メリット

  • 非常に静かな打鍵音
  • 価格が手頃(2000円台〜)
  • キーの安定性が良い
  • 薄型で軽量
  • 持ち運びが容易

デメリット

  • 打鍵感が乏しい
  • 耐久性が低め
  • 経年劣化しやすい
  • カスタマイズ不可
  • 修理が困難
打鍵斎藤

オフィスでよく見かける標準的なキーボードに採用されている方式です。静かな作業環境に適しています。

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静電容量無接点方式のキーボード一覧

静電容量無接点方式のキーボード一覧

REALFORCE

特徴
  • 国産キーボード
  • 静電容量無接点方式を採用
  • 日本製の高品質な製品
  • APC機能(キーストローク調整可能)
  • フルサイズと87キー配列をラインナップ
  • 法人での採用実績も多数
ポイント
  • 快適な打鍵感と高い耐久性
  • 長時間タイピングでも疲れにくい
  • 業務用として信頼性が高い
  • APCによる細かなカスタマイズが可能
  • 安定した品質管理
打鍵斎藤

法人でも多く採用される理由は、長期運用での信頼性の高さにあります。一度使うと他のキーボードに戻れないという声も多いですよ。

HHKB

特徴
  • 国産キーボード
  • 静電容量無接点方式を採用
  • 60%サイズのコンパクト設計
  • 独自の最適化されたキー配列
  • プログラマーに圧倒的な支持
  • PFU製の日本製キーボード
ポイント
  • 究極の打鍵感と耐久性
  • コンパクトながら高い作業効率
  • 持ち運びに適したサイズ感
  • デスク環境をスタイリッシュに
  • 長期使用での高い信頼性
打鍵斎藤

Controlキーの位置やコンパクトさが特徴的で、プログラミング作業が驚くほど快適になります。デザインの美しさも魅力です

日本語配列のデスク周り

デスクの収まりも最高です。

NIZ

特徴
  • 中国産キーボード
  • 静電容量方式を独自採用
  • コストパフォーマンスの高さ
  • 35g〜45gの軽い押下圧
  • LEDバックライト搭載
  • 豊富なサイズバリエーション
ポイント
  • HHKBやREALFORCEより手頃な価格
  • しっとりとした打鍵感
  • 軽いキータッチで疲れにくい
  • ゲーミングにも適した反応速度
  • カスタマイズの自由度が高い
打鍵斎藤

静電容量方式を採用しながら、価格を抑えた選択肢として注目を集めています。特に軽いキータッチが特徴的です。

静電容量無接点方式がおすすめの人・おすすめじゃない人

静電容量無接点方式がおすすめの人・おすすめじゃない人
おすすめの人
おすすめじゃない人
  • 長時間のタイピング作業がある方
  • 耐久性を重視する方
  • 静かな打鍵音を求める方
  • 高級感のある打鍵感を楽しみたい方
  • 長期間使用できる製品を探している方
  • 予算を抑えたい方
  • クリック感の強い打鍵感が好みの方
  • ゲーミング向けの反応速度を求める方
  • LEDなどの装飾性を重視する方
打鍵斎藤

価格は高めですが、10年以上使える製品だと考えると、実は良い投資かもしれません。ただし、自分の用途にあっているかの見極めは大切ですよ。

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静電容量無接点方式よくある質問

静電容量無接点方式よくある質問

静電容量無接点方式で安いキーボードはありますか?

一般的に静電容量無接点方式のキーボードは高価格帯ですが、比較的手頃な選択肢も存在します。

NIZキーボードは、HHKBやREALFORCEと比べて価格を抑えながら、静電容量方式の心地よい打鍵感を実現しています。

価格帯は2万円前後からで、高級キーボードとしては入門に適した価格設定です。

打鍵斎藤

本家の静電容量無接点方式と比べると若干の違いはありますが、価格を考えると十分な品質です。特に軽いキータッチが特徴的ですよ。

ただし、以下の点は注意が必要です。

  • 純正の静電容量無接点方式とは異なる方式
  • 保証やサポート体制が国内メーカーより限定的
  • 入手性が比較的低い

静電容量無接点方式のテンキーはありますか?

静電容量無接点方式でゲーミングキーボードはありますか?

REALFORCEシリーズより静電容量無接点方式のゲーミングキーボードがございます。

ロジクールの静電容量無接点方式のキーボードはありますか?

現在、ロジクールでの発売は無いようです。

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まとめ|静電容量無接点方式

まとめ|静電容量無接点方式

静電容量無接点方式をまとめました

高級キーボードの代名詞として知られる静電容量無接点方式は、その独特な打鍵感圧倒的な耐久性が特徴です。

価格は確かに高めですが、10年以上使い続けられる品質の高さを考えると、長期的な投資として価値があると言えます。

主な選択肢としては

  • REALFORCE:フルサイズで業務利用にも最適
  • HHKB:コンパクトで持ち運びにも便利
  • NIZ:比較的手頃な価格帯で入門に最適

タイピングを楽しみたい方、長時間のデスクワークがある方、高品質な入力機器を求める方には、ぜひ一度体験していただきたい技術です。

打鍵斎藤

一度その打鍵感を体験すると、キーボードに対する考え方が変わるかもしれません。それだけ特別な魅力を持った技術なんです。ぜひお試しあれ

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